「高橋さん、経済大国から

経済小国って・・・

なんか国がなくなっていくような、

そんな怖さがあるね・・・」

そうですね。

僕はここまで、日本が、

１９４５年にアメリカに敗戦後から

「どのようにして経済発展してきたか？」

や、その際、

「どんな教育がされてきたか？」

を話してきました。

また、今後日本が、

どんな将来になっていくのかを

分かりやすくした表現が、

「経済大国から経済小国になってしまう・・・」

です。

「高橋さん、ここまで読んできて

なんとなく分かってきたけど、

要は、

企業に就職しないで

起業するって生き方も

選択肢としてありって事？」

いい質問ですね。さすがです！

では、どうしていきなり、

「起業した方がいんじゃない？」

という提案を

しなかったのかというと、

それをきちんと聞いて、

受け入れるような心の準備を

「急に求めてもそれができない・・・」

と思ったからです。

なので、

そのような状態にならないように、

「氷を溶かすように」ゆっくりと

歴史の話からしました。

分かりやすかったでしょ？

「確かに。でも起業って、

なんだかとっても難しそうだし、

人の評価が気になるなぁ・・・」

大丈夫です。

人の評価は

結果次第でいくらでも変わるので。

「え！？人の評価は結果次第でいくらでも変わる？」

そうです。

例えば、僕は大学院を卒業して

すぐ起業して社長になりましたが、

実は、大学院２年の時に

就職が決まった状態で、

それを恩師や両親は

心の底から喜んでくれていました。

でも・・・

就職した先の自分が毎日、

朝早く７時に自宅を出て駅まで歩き、

満員電車にぎゅうぎゅう詰めにされ

１時間もそれを我慢し、

会社に着いたら

嫌いな上司にペコペコ頭下げながら、

何十年もそこで働くのは

正直、しんどいし、

それに、それを我慢して

毎日真面目に働いていたとしても、

「会社にリストラされる」

「会社が倒産してしまう」

といったような

悲惨な状態になってしまったら、

その瞬間、人生が終わる。

だから就職しなかったんです。

「高橋さん、心配しなくても大丈夫ですよ。

再就職すればいいんだから！」

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