しかも、

「ここに答えがありますよ！」

といわんばかりに

目立つように置いてあって、

それを見た瞬間、

「これだ！」と確信する。

そして、台所まで

スタスタッと歩いて行き、

高級メロンの空箱を手に取り、

「なるほど！そうゆう事だったのねぇ〜」

と、まるで

「名探偵コナン」のような

気持ちでいると、ある事に気がつく。

「ん！？

この高級メロンの箱の賞味期限の表示。

おかしいぞ！

２年前に

賞味期限が切れてる・・・

という事は、

絶対にこの箱は開けないでね！

と書かれた箱の中身が

高級メロンである

可能性はなくなった。

どうしよう・・・」

そして、これまでの

一連の流れをもう一回思い出す。

部屋に恋人が

「絶対にこの箱は開けないでね！」

と、大きな赤い文字で

注意書きをしていた。

だから、それが見た瞬間、

「気になって仕方がない」

ので、なんとかして

見る方法を考え、

でも、いきなり、

「絶対にこの箱は開けないでね！」

を無視する事は

できないので、まずは、

「どんな物が入っているか？」

を想像し、恋人が自分に対して

「何をしようとしているのか？」

を、これまでの付き合い方や

心の距離感で想像した。

で、お互い付き合い方や

心の距離感が良好であったから、

「お！これはきっと

プレゼントだぞ。

中身は、

紺色のカッコイイスーツと

相性抜群の赤いネクタイだ。

そうだ、そうに違いない！

だってこの前、

一緒に買い物に行った時、

欲しいなぁって言ったし、

しかも、似合いそうだねぇって

笑顔で言ってくれた。

ん！？

でも、もし、

そうでなかったとしたら、

どうしよう・・・

というか、もし、

プレゼントなら、

絶対にこの箱は開けないでね！

なんて書くかな？

いや、書かないだろう。

でも、だったら中身は一体？」

そして、３分考え、５分考え、

でも、どんなに考えても

中身の正体が分からなかった。

そして、ある事に気がついた。

「絶対にこの箱は開けないでね！

という事は・・・

箱さえ開けなきゃ

いいんだよな？

なら、触ってもいいし、

揺すぶって中身の重さを

確認したっていいはず。

よし、早速！」

そして・・・

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