高橋裕也物語を今回は話そうじゃないか!(55)


この時すでに、

心のどこかで決意を

していたのかもしれません。

 

まぁもちろん、無意識レベルでしょうが・・・

 

 

「ん!?高橋さん、それってどうゆう事?」

 

 

6日後・・・

 

いよいよその時がやってきた。

 

ただの飲み会ではあるが、

前日の夜から緊張して

全く眠れなかった。

 

なぜならば、

 

「どんな話をしたらいいのか?」

 

というのに悩んでしまい、しかも、

 

「楽しませなくちゃならない!」

 

というプレッシャーが、

胃をキリキリさせた。

 

そう、こんな思いは、

大学でプレゼンをする前に、緊張して、

 

「どうしようかなぁ・・・?」

 

と、悩んだあの時のよう。

 

でも結局、悩んだだけで、

プレゼンの準備や練習をしてなかったため、

 

本番で大恥かいて、

その後、7日間くらい凹み、

 

しかも、

ライバル達との差を知った瞬間だった。

 

「自分はなんて惨めな奴なんだ!」と・・・

 

 

そうこう

いろんな事を考えていると、

 

和風の

静かな5畳くらいの個室に

彼女がやってきた。

 

薄手の生地で

黒いタートルネックのニットに

 

オシャレで上品な

ガラス細工のペンダントをしている。

 

そして、

その色に合わせるような

シックで大人な白いスカート。

 

「早かったね!」

 

と、にっこり笑って

こちらを向いた彼女は、

 

上品な赤いグロスを塗って、

髪型はシンプルなポニーテール。

 

メイクはほとんどしない、

スッピンメイク風だった。

 

 

一瞬で、心を奪われた・・・

 

 

いや、正確にいうと、

もう既に心は奪われた状態。

 

でも、過去のどんな時よりも・・・

 

今日は、最高に美しい。

 

 

しかし、そんなのを

心の中で思っているのを、

 

知られてしまったら、

嫌われるに違いない。

 

だから、平然を装って、

 

「あ、うん・・・家から近いからね。

早く着いちゃったんだ!」

 

と、つまんない嘘をつく。

 

すると、彼女はこんな質問をしてきた。

 

 

「え!?どこ・・・?」

 

 

しかし、実は・・・

そんなに近くないので、

 

「あ、あの、その、

正確には歩いて30分はかかるけど、

 

でも、今日は早歩きをしたから

15分で着いちゃった。

 

だから、近いって・・・」

 

 

すると彼女は

こんな風に言ってきた。

 

 

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